2008年7月19日土曜日

西の魔女が死んだ


品川プリンスシネマで視聴。入ったら通常料金でプレミアムシートでゆったり。予告編は今まで何度も遭遇していて、期待して見始める。

とても丁寧に作られた上質な映画でとてもよかった。

山育ちの私は、おばあちゃんと彼女が過ごす山の家からは、本当の森の香りがしてくるようだったし、木立の中で雨が降ったときには、湿った木、土、草の匂い、皮膚感覚を思いだしたような気がした。だんだん麻痺してきている繊細な感覚を取り戻したような、あるいは取り戻さなきゃと思える、よい錯覚をさせてもらった。

また、後ろを向いていても、気配や足音だけで誰が来たかがわかって、さりげなく挨拶できることとか、憎しみの心を持たないこととか。自分で決めてちゃんとやりとげることとか。

Yさんが、原作も映画も良かったのは珍しいという。原作も借りて読もう。

  • 詳細 http://movie.walkerplus.com/mv37222/
  • 2007年/日本/1時間55分
  • 監督:長崎俊一
  • 原作:梨木香歩(「西の魔女が死んだ」新潮文庫刊)
  • 脚本:矢沢由美/長崎俊一
  • 出演:サチ・パーカー、高橋真悠、りょう、大森南朋、高橋克実、木村祐一
  • 主題歌:手嶌 葵『虹』(ヤマハミュージックコミュニケーションズ)
  • 音楽:トベタ・バジュン(サウンドスケープCD:Della)