dotera diary
主に日本、台湾、中国、ときどきその他の国々の映画・TVドラマを観た感想を書き留めています。
2014年8月23日土曜日
永遠の0
先に本を読んでしまっているときはいつもなんだけれど、ダイジェスト感が気になる。原作には出ていた胡散臭い新聞記者が登場しないことになっていたり、思い切って削ったとは思うけれど、それでも話の端折りすぎが気になった。読んでいたから、補えてわかる部分が多かったけれど、読んでいなかった人には厳しい作りだったのではないかな。原作の問題じゃなく、監督・脚本の出来の問題。これは、思い切って長尺の映画にして、しっかり描いてもらいたかった。昔は予算の限りがあると、まず使えるフィルムの長さが少なくなったり、たくさんのテイクを撮れないなどあったけれど、現代はそんなに大きな影響はないはずだし。
それにしても、岡田くんはいい役者に成長しているね。「
おと・な・り
」で良いなと思ったけれど、今、彼の演技は安心して見ていられる。
作品情報
http://movie.walkerplus.com/mv50804/
2013年/日本
原作:百田尚樹
監督:山崎貴
キャスト:岡田准一(宮部久蔵)、三浦春馬(佐伯健太郎)、井上真央(松乃
)、濱田岳(井崎:戦時中)、田中泯(景浦:現代)、吹石一恵(佐伯慶子)、夏八木勲(賢一郎)
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