撮影は、市川監督と助監督がHDVカメラを使ったという。キャストは監督の気心が知れた俳優素人。キャストが入った撮影は2日間。まさに市川監督のプライベートフィルム。『東京夜曲』『東京兄弟』など、東京の風景をたくさん撮ってきた人らしく、最後も東京の今を、ドキュメンタリーっぽくきれいに撮っていた。すーっと染み込んで来るような、まさに遺言のようだった。
映画館に入るときに手紙サイズのリーフレットをもらった。
自宅に遺されていたメモをそのまま使ったもの。監督から手紙のような、穏やかだがしっかりとしたメッセージだ。
ご冥福をお祈りします。
- 詳細 http://movie.walkerplus.com/mv37950/
- 2008年/日本/47分
- 監督、脚本:市川 準 助監督:末永智也
- 出演:砂原由起子、鯖吉、山崎隆明 三枝桃子 松村寿美子 佐藤慎一
- 第21回 東京国際映画祭 日本映画・ある視点 公式出品