グラフィックデザイナーなら、誰でも知っていて欲しいソール・バス氏。すでに、数多くの日本企業のロゴのデザインで、ミノルタ、紀文、旧味の素、ミナミスポーツなどをやっていたことは知っていた。しかし、一方で映画のタイトルバックをたくさんやっていてそれが凄いらしいということは昔から聞いていたのだが、なかなか見られないままになっていた。それをまとめた作品集『Bass on Titles』とドキュメンタリー『Why Man Creaters』が一緒にDVDで出たので、さっそく購入。
たのしい!
映画本編じゃなくこれだけ観ていて、すごいたのしい。しかし、日本映画で優れたタイトルバックがなかなかないのは寂しい限り。劇場で映画を見に行っても、本編前の宣伝用予告編から、いつのまにか映画本編に入ってしまっていた、という寂しい入り方が結構あって。
あと残念なのは、ヒッチコック作品の『サイコ』『めまい』『北北西に進路をとれ』が入っていないこと。これは別で見るしかない。
- 「ソール・バスの映画タイトル集」 1977年 32分
- 収録作品:
「ウエスト・サイド物語」(61)、「グラン・プリ」(66)、「黄金の腕」(55)、「セコンド/アーサー・ハミルトンからトニー・ウィルソンへの転進」(66)、「危険な道」(65)、「おかしなおかしなおかしな世界」(63)、 「大いなる西部」(58)、「勝利者」(63)、「暗殺5時12分」(63)、「荒野を歩け」(61) - 「なぜ人間は創造するのか」 1968年 29分
- 1968年度アカデミー賞最優秀ドキュメンタリー賞受賞