2007年7月15日日曜日

それでも生きる子供たちへ|All the Invisible Children


この映画は、今時の世界によくある子供たちにとって厳しいシーンを描いている。大人って、自分が子供のときにやられたことを知っているはずなのに、大人になると、子供に同じことをしてしまう。でも、この映画に出てくる子供って(みんなじゃないけれど)、それでも生きてる。たくましい。

ドキュメンタリーを下敷きにしたフィクションだが、逆に痛々しいだけのドキュメンタリーよりもテーマがよく伝わってきた。今年映画館で見た映画のNO.1。7人の監督がちゃんと同じテーマに着地させることができていて、見終えてどれも甲乙付けがたかった。

最後に出たフレーズ「大人は誰も昔は子供だった。そのことを忘れずにいる大人はほとんどいない。(サン-テグジュベリ)」に激しく納得。


  • 原題:All the Invisible Children
  • 2005年/イタリア,ヨーロッパ/130分
  • 製作:MARIA GRAZIA CUCINETTA/CHIARA TILESI/STEFANO VENERUSO
  • 監督
    1:TANZA メディ・カレフ MEHDI CHAREF(ルワンダ)
    2:BLUE GIPSY エミール・クストリッツァ EMIR KUSTURICA(セルビア・モンテネグロ)
    3:JEASUS CHILDREN OF AMERICA スパイク・リー SPIKE LEE(アメリカ)
    4:BILU E JOAO カティア・ルンド KATIA LUND(ブラジル)
    5:JONATHAN ジョーダン・スコット、リドリー・スコット JORDAN SCOTT/RIDREY SCOTT(イギリス)
    6:CIRO ステファノ・ヴィネルッソ STEFANO VENERUSO(イタリア)
    7:Song Song & Littele Cat ジョン・ウー JOHN WOO(中国)
  • 後援
  • 財団法人日本ユニセフ協会 http://www.unicef.or.jp/top1.html
    WFP 国連世界食糧計画 http://www.wfp.or.jp/
    イタリア大使館
  • 公式サイト http://kodomo.gyao.jp/