気が急いている時には見られなかったテンポだが(小津作品みなそうだが)、今日はそうではなかったので、見られたし、すごくよい味わいがあった。「遠慮のない、primitiveな、、お茶漬けの味」が夫婦の味なんだよ。ってのが、最後にじんわりと納得というか、発見させられた。こういう、脚本がよく練られた日本の深い人間ドラマを味わえる力がまだあるのを確認できてよかった。
- 1952
- 監督:小津安二郎
- 脚本:野田高梧 、小津安二郎
- 出演:佐分利信(佐竹茂吉)、木暮実千代(佐竹妙子)、津島恵子(山内節子)、鶴田浩二(岡田登)
- wiki http://ja.wikipedia.org/wiki/お茶漬の味