2008年3月9日日曜日

フラガール


俳優さんたちに、拍手だ! これは、すばらしい。


  • 2006年/日本/120分
  • 監督:李相日
  • 脚本:羽原大介
  • 企画・プロデュース:石原仁美
  • 出演:松雪泰子、豊川悦司、蒼井優、山崎静代、岸部一徳、富司純子
  • 音楽:ジェイク・シマブクロ
  • オフィシャルサイト  http://www.hula-girl.jp/index2.html


2008年3月8日土曜日

東京フレンズ #1-5,THE MOVIE


最初に思い描いた素直な夢を忘れるんじゃないよ。そんなとても基本的なこと、思い出させてくれるドラマだった。そういう意味ではタイムリーで良かったけどね。でもね。「やりたいことを押し殺すなんてサラリーマンだ」とかサラリーマン否定的メッセージを発してたのは余計。

このドラマとかDVDとかのプロモーションは、ビジネスなのはわかっているけれど、商売しすぎ。共感できてないけど仕事だから、、、という人多いんだろうな。とりわけ、THE MOVIEは中身が単品の映画として見るに堪えない。NANAの二匹目のどじょうを狙っていることがみえみえで、商売っ気が鼻につく。ビデオだけで終わっていた方がまだよかった。偉そうなことは言わぬが花。


  • 2006年/日本/116分
  • 監督:永山耕三
  • 脚本:衛藤凛
  • 出演:大塚愛、松本莉緒、瑛太、真木よう子、小林麻央、平岡祐太、伊藤高史、佐藤隆太、中村俊太
  • オフィシャルサイト http://tokyofriends.jp/index.html

2008年3月5日水曜日

キャシャーン|CASSHERN


世界観の作り込みと、唐沢寿明と宮迫博之の演技には感心したけど。

  • 2004年/日本/141分
  • 監督・脚本・撮影・編集:紀里谷和明
  • 出演:伊勢谷友介、麻生久美子、唐沢寿明、寺尾聰、樋口可南子、小日向文世、宮迫博之、佐田真由美、西島秀俊、大滝秀治
  • 主題歌:宇多田ヒカル


2008年2月22日金曜日

青の稲妻


賈樟柯監督の過去作。中国の裕福ではない地域で暮らす19歳男子の、2000年時点での日常はきっとこんなんだったんだろうと思わせる、かなりドキュメンタリーな映画だ。かなりやるせない気分で終わったのでスカっとしないのだが、だからといって嫌いという訳ではない。むしろ残る。賈樟柯作品はみんなそう。

今までは、ケンカ、拳銃、襲撃、叫び、バイクで疾走・・・などのシーンが登場する映画を日本の映画で若い監督が作ると、嘘っぽくて、陳腐で、ほとんど妄想とか自己満足にしか思えなくて嫌いだった。でも、この映画を機会に、自分の考えを微修正した。自分の思い通りにいかないことが多くて、スカッとする選択をしたくても、結局仕方がない選択をして時間が流れていく。国を問わず19歳の多くはこうなのかもしれないと思った。切迫度合いは国とか時代とか階層によっても異なると思うけど、社会に出る若者の心情としては普遍的かもしれない。つまり、テーマ自体はまあありなんだけど、やっぱり監督の問題ということだ。

監督が去年の東京フィルメックスで来日したときに、「ドキュメンタリーはエンタテイメント的に、エンタテイメントはドキュメンタリー的に撮る」と自分を評していたが、あーやっぱり、昔からそうなんだと確認。

しかし、何をどう考えたらこの邦題「青の稲妻」になるのか! わからん。


  • 原題 : 任逍遥 Unknown Pleasures
  • 2002年/中国・日本・韓国・フランス/112分
  • 監督:Jia Zhang Ke 賈樟柯 ジャ・ジャンクー
  • キャスト:Zhao Tao 趙濤 チャオ・タオ(巧巧)、趙維威 チャオ・ウェイウェイ(斌斌)、李竹斌 リー・チュウビン(喬三)、周慶峰 チョウ・チンフォン(圓圓)、Wang Hong Wei 王宏偉 ワン・ホンウェイ(小武)


2008年2月17日日曜日

犬猫


『人のセックスを笑うな』を見損ねている間に、同じ井口監督先品のこっちを先に見た。おもしろい。内向的奥手不器用と、積極的器用な対照的なおんな2人。仲悪いのか仲良しなのか、駆け引きしたり、ほんとにけんかしたり、近づいたり離れたり、、、。一連の描写がとても。タイトルで誤解するが犬猫は出てくるがあくまでチョイ役。2人の女性のメタファーとしてでした。

描写のスタイル?は、特にカメラの距離なのかレンズの選択なのか、ちょうどよく好き。不自然に近くなく、カットもほどほど長くて。セリフの量も絶妙な量。嘘くさい大事件がないし。好きな映画の条件にいくつもはまってました。


  • 2004年/日本/94分
  • 監督・脚本・編集:井口奈己
  • 主題歌:「うしろ姿の人」湯川潮音
  • 出演:榎本加奈子(ヨーコ)、藤田陽子(スズ)、忍成修吾、小池栄子、西島秀俊


2008年2月16日土曜日

亀は意外と速く泳ぐ


ちょうどスカパー!でやってたので、軽い気持ちで観たけど、期待を裏切ることなく、プラスマイナスゼロでした。時効警察のスピンアウト企画感覚で、らくーに観られました。実はそれって、役者さんの演技は安心してみられるレベルだったということなんですね。大根役者がひとりはいっていると、もうそれだけでずっと気になってしまうたちなので。だから、ちゃんとできていてよかった。

そういえば、蒼井優の住まいも、「あ、時効~のあそこででてきた家だー」と気がついて、帰ってきたような懐かしい気分。


  • 2005年/日本/90分
  • 監督:三木聡
  • 出演:上野樹里、蒼井優、岩松了、ふせえり、要潤、伊武雅刀、松重豊、村松利史、森下能幸、緋田康人、温水洋一、松岡俊介、水橋研二、岡本信人、嶋田久作
  • http://www.wilco-jp.com/kamehaya/index.htm
  • ロケ地 http://loca.ash.jp/info/2005/m2005_kamehaya.htm


2008年2月12日火曜日

鬼が来た



  • 原題:鬼子來了
  • 2000年/中国/140分
  • 監督・製作・共同脚本:姜文 チアン・ウェン Jiang Wen
  • 出演:姜文 チアン・ウェン Jiang Wen(マー・ターサン)、香川照之 Kagawa Teruyuki(花屋小三郎)、姜鴻波 チアン・ホンポー Jiang Hong-bo(ユィアル)、袁丁 ユエン・ティン Yuen Ding(通訳トン・ハンチェン)、叢志軍 ツォン・チーチュン Cong Zhi-jun(ユィアルの義父)
  • 公式サイト http://www.gaga.ne.jp/onigakita/


2008年2月10日日曜日

死ぬまでにしたい10のこと


人生の期限がわかるときがきたら、あるいはいつそんなときが来てもいいように、一刻を充実させて、そしてまわりのことも考えて優しい生き方をしていなければいけないな。目の前のことをやらなければならないからと、ついついそれを言い訳にして、流されて時間を消費してしまってたな。反省。あと10分でひとつ歳が増えるけれど、あらためて、大切に生きよう。

しかし、この映画も邦題は失敗している、というより間違っている。「My Life Without Me」の方が絶対よい。実際ストーリーは「人生の残りを充実させるために10のことをしよう」ではなく、ほとんど「自分の周りの人たちに希望を残していくこと」だったから。

あと、癌という病気、そのときが来るまで、本人や家族の考え方次第で余命を濃く生きることが可能なのだという考え方もできる。同じ死ぬなら、突然の死よりもよいかも。もちろん、実際苦しみや痛みは、患者になってみないと分からないし、ひどいと堪えきれないほどのものだとも聞くので、知らない自分が単純にそっちの方がいいなどとは言えないけれど。


  • 原題 : My Life Without Me
  • 2003年/スペイン・カナダ/106分
  • 監督:イザベル・コイシェ Isabel Coixet
  • 出演:サラ・ポーリー Sarah Polley、マーク・ラファロ Mark Ruffalo、スコット・スピードマン Scott Speedman、レオノール・ワトリング Leonor Watling、デボラ・ハリー Deborah Ann Harry(ブロンディのデボラ・ハリーでしたか!)


2008年2月9日土曜日

見知らぬ女からの手紙


粘りとか、こだわりとか、執着する心は、人それぞれに強さは違っても、みな持っているものだろうが、ここまでになると美しいというより怖い。

最初はかわいい一途な夢だったのだろう。それが、大学生の時に夢が叶って親密になったはずだったのに、その後連絡が途絶えてしまったこと、忘れ去られてしまったこと、子供ができたところで、愛情の質が変わった。自分を思いださない男への恨み、何としても思い出させてやるという意志、子供には惨めな生活はさせたくない、彼と同様の生活をさせてやる。そんな彼女の意地にも似た意志が目標になったかのうようだった。目の演技にその凄みが出ていて、だから終盤の彼女のまなざしは怖い。

姜文の起用は? もっとルックスがよくかっこよいインテリだったら、もっと納得感が出たろうに。そこが嘘くさい感じがしたのと、いくらなんでもここまで忘れるかな? という2点が釈然としなかったので、観ながらついついひっかかってしまったのが残念。私としてはキャスティングは不満足。

しかし、映像も音楽も美しい。彼女の監督としてまとめ上げる力、完成度を上げるために必要な執着心は並ではない。期待しよう。


  • 2004年/中国/90分
  • 原題:一個陌生女人的来信
  • ※マックス・オフュルス監督「忘れじの面影」('48)のリメイク
  • 監督 製作 脚本:徐静蕾 シュー・ジンレイ
  • 撮影:李屏賓 美術:曹久平
  • 出演:徐静蕾 シュー・ジンレイ、姜文 ジャン・ウェン、林園、黄覚
  • 音楽:久保田修、林海 リン・ハイ
  • 公式サイト(中国語) http://www.xujinglei.org/main/index_e.htm
  • 徐静蕾ブログ(中国語)http://blog.sina.com.cn/xujinglei


2008年2月2日土曜日

百年恋歌|最好的時光|THREE TIMES



第一話 1966年「戀愛夢」文革直前
休暇で郷里に戻ってきた兵役中の若者と、ビリヤード場で働く女性
第二話 1911年「自由夢」辛亥革命後
叶うことのない自由を夢見る芸妓と、インテリ青年
第三話 2005年「青春夢」
台北に住むバイセクシャルの歌手とその恋人、そして根無し草のような青年





2008年1月29日火曜日

博士の愛した数式


昔感じたことがある、数字のおもしろさ数式の美しさを、ちょっと思い出した。

素数、階乗、完全数、虚数、、、知らなかったけど友愛数。

そういえば、高校の頃、数学の解答用紙で無駄のないシンプルな回答が導き出せて、文字もバランス良く、解答用紙の回答欄の中に調和して書ききったときに、美しい、と感じたことがあったような気がする。

いや、もっと昔、小学校の時。へたくそなバッティングしかできなかったボクが、何の拍子にか、気持ちよくバットが振れて、バットに気持ちよくボールがジャストミートして、軽く振り抜いたのに、ボールは気持ちよくスーッと綺麗な放物線を描いて飛んでいって、土のグラウンドでポーンッとバウンドした。そのときの気持ちよさがしっくり。もちろん非力だったからただのヒットだけど。それまで嫌いでしょうがなかった野球が、それを境に興味が出て、好きになったのかも。

以来、潔い、調和、清明、安心、素直、毅然・・・そんな無駄のないシンプルできれいなものに心を動かされるようになっていたかも。

それにしても記憶が80分しか持たなかったら、、、無駄なく自然にシンプルに、一日一日、そのときそのときを大切に生きるってことの大切さを考えさせてくれました。トラディショナルな演出で、刺激ではなく沁みてくる、なんか、心温まるって言葉が当たりの映画でした。黒澤組で28年たたき込まれた人が監督だってのが、やっぱりあるのかな。若いだけの監督には、これは作れない。


2008年1月26日土曜日

カンゾー先生


今日か明日は『人のセックスを笑うな』を観に行こうと思っていたが、ネット予約しようと思ったら売り切れだったので諦めた。さてどうしようかと思っていたら、都合よく今朝届いたので早速鑑賞。

麻生久美子のデビュー作にして新人賞とったというので、いつか観ておこうと思っていたが、近くのTSUTAYAにはおいてなかったので、TSUTAYA DISCASに予約して郵送されて来るのを気長に待つ作戦にしていて約一ヶ月。まさに、捨てる神あらば拾う神あり。

きっかけは麻生のデビュー当時の演技見たさだけだったのだが、なかなか収穫たくさん。

彼女の演技はさすがに10代、もちろん台詞は拙い。でも、20歳前にして物怖じせずに思い切り演じている。それが土台にあるから今の彼女があるんだなと、納得。これも女優の素質ですね。数多の監督に起用されまくっているのが分かる気がした。

で、他の収穫としては、実は今村昌平監督。たくさんのテーマを扱っていながら、すごく見事にまとめ上げていたこと。

  • 開業医・町医者
  • 戦争捕虜
  • 昭和20年という時代の空気
  • インバイ
これを機会に、伝統的な手法とかを知らず勢いだけはある若い映画監督の映画中心ではなく、巨匠も観るべきだなと思わせてくれた。

印象深かった言葉
 「開業医は足だ。片足折れなば片足にて走らん。両足折れなば手にて走らん。
 疲れても走れ。寝ても走れ。走りに走りて生涯を終らん。」

個人的に、医師と研究者は別、研究者医師には患者としてかかりたくないと思っているので、彼の姿勢にはとても共感。


  • 1998年/日本/129分
  • 監督:今村昌平  原作:坂口安吾  脚本:今村昌平、天願大介
  • 出演:柄本明(赤城風雨)、麻生久美子(万波ソノ子)、世良公則(鳥海)、松坂慶子、田口トモロヲ、唐十郎(梅本)、伊武雅刀
  • 受賞一覧 1998年
    キネマ旬報
     1998年 ベストテン 4位
     1998年 キネマ旬報賞 主演男優賞 柄本明
    報知映画賞
     最優秀主演男優賞 カンゾー先生 柄本明
     最優秀助演女優賞 カンゾー先生 麻生久美子
    日本アカデミー賞
     主演男優賞 柄本明
     助演男優賞 踊る大捜査線THEMOVIE いかりや長介 ※合掌
     助演女優賞 麻生久美子
     新人賞 麻生久美子
  • (ロケ地)岡山県牛窓http://www.360navi.com/photo/33okayama/02ushimado/01towen/10index.htm

2008年1月22日火曜日

『帰ってきた時効警察』 #1〜最終話 全9話


帰ってきた時効警察:2007年4月13日 - 2007年6月8日(全9回)
キャスト:オダギリジョー(霧山修一朗)、麻生久美子(三日月しずか)、豊原功補(十文字疾風)、光石研(諸沢)


  • 第一話
    嘘は真実を食べる怪物だと言っても過言では無いのだ!
    ゲスト:麻木久仁子、監督:三木聡
  • 第二話
    好きな理由よりも嫌いな理由の方がハッキリしていると言っても過言では無いのだ!
    ゲスト:市川実和子、監督:三木聡
  • 第三話
    えっ!? 真犯人は霧山くん!?
    ゲスト:杉本彩  監督:園子温
  • 第四話
    催眠術は、推理小説にはタブーだと言っても過言ではないのに…
    ゲスト:ともさかりえ  監督:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
  • 第五話
    幽霊を見ても決して目をそらしてはいけないのだ
    ゲスト:鶴田真由  監督:吉田玲子、麻生学
  • 第六話
    青春に時効があるか否かは熊本さん次第!
    ゲスト:西田尚美  監督:園子温
  • 第七話
    ごく普通の主婦がイノシシと間違えられるには、それなりの理由(わけ)があったのだ!
    ゲスト:国生さゆり  監督:山田あかね 安見悟朗
  • 第八話
    今回、三日月が大活躍する理由は深く探らない方がいいのだ!
    ゲスト:松田美由紀 加藤治子  監督:オダギリジョー
  • 最終回
    振り返らずに別れるか? 最後にもう一度振り返って別れるか? それが問題だと言っても過言ではないのだ!
    ゲスト:室井滋  監督:三木聡


オフィシャルサイト http://www.tv-asahi.co.jp/jikou/

2008年1月20日日曜日

五月の恋|五月之恋


主演のチェン・ボーリンは『藍色夏恋』で。もうひとりの主演リウ・イーフェイは武侠ドラマ『神雕侠侶 』で注目していたので観てみた。2人がネットで知り合って、でもお互いに嘘をついてて、台北で会う。

数日間のちょっと切ない恋物語か、、、と思って見始めたら、彼女は台北を離れて五月雪(桐の花が雪のように散るさま)を求めて三義に行く。彼女はなぜ三義にそれを見に行きたかったのか。台湾で亡くなった祖父の物語が語られていく。おじいさんの過去、1960年代の台湾と大陸の歴史もからんで、あーそうだったのかと急に深みが増していく。単なるアイドル映画で終わらせるつもりじゃなかったんだとわかって、ほっとした。

ただ、演出は全体的には緊張感に乏しい。もっとメリハリ欲しかった。あとからわかったことだけど、監督が『藍色夏恋』で製作だったんだ。なるほど、どこか似た感じがするのはチェン・ボーリン主演だからかと思っていたが、それだけではなかったわけだ。


  • 2004年/中国・台湾/110分
  • 監督:シュウ・シャオミン 徐小明
  • 出演:チェン・ボーリン 陳柏霖(アレイ)、リウ・イーフェイ 劉亦菲(シュアン)、メイデイ 五月天
  • ロケ地(三義)情報  http://www.c-c-club.net/travel/sanyi.htm