- 2003年/台湾/88分
- 監督・脚本:李康生 リー・カンション、製作:蔡明亮 ツァイ・ミンリャン
- キャスト:陸奔静 ルー・イーチン、ミャオ・ティエン、チャン・チェア
2007年5月25日金曜日
紅夢 | 大紅燈篭高高掛|Raise the Red Lantern
怖い。作り物のホラー映画なんかよりずっと怖い。人の恨みとか妬み、憎悪って。
赤と蒼と白を思いっきり意図的に構成した映像が隙なく決まっていて美しいが、それもかえって冷たくて怖い。
- 詳細 http://movie.walkerplus.com/mv16303/
- 大紅燈篭高高掛/1991年/香港 中国/
- 監督:チャン・イーモウ 張藝謀 Zhang Yimou
- 製作総指揮:ホウ・シャオシェン 侯孝賢 Hou Hsiao Hsien、チャン・ウェンツゥオ 張文澤
- キャスト:コン・リー 鞏俐 Gong Li(頌蓮)、ホー・ツァイフェイ 何賽飛 Caifei He(梅珊)
2007年5月20日日曜日
東京物語
脱帽です。
この完成度へのこだわり、美意識。人の気持ちの細かい動きまでも表現する細やかさ。凄い。この厚み、深みは、他で見られない。
- 詳細 http://movie.walkerplus.com/mv23661/
- 1953年/日本/135分
- 監督:小津安二郎
- 脚本:野田高梧 ノダ、小津安二郎 撮影:厚田雄春 録音:妹尾芳三郎
- キャスト:笠智衆 / 東山千栄子 / 原節子 / 杉村春子 / 山村聰 / 三宅邦子 / 香川京子 / 東野英治郎 / 中村伸郎 / 大坂志郎
2007年5月19日土曜日
シクロ|CYCLO
アジアの映画を見ると、行きたくなるような作りをしている観光案内映画は数多いけれど、この映画は毒が強いので、私は行きたくなるが、行きたくない人も出てくるだろう。貧困、汗、暴力などの現代ホーチミンの裏の毒だ。
場面は10数年前のベトナムホーチミン。豪華な高層ホテルが建ち始める一方でその隣にはスラム街が広がる。主人公は、シクロと呼ばれる輪タクの運転手として働く青年(レ・ヴァン・ロック)。シクロを盗まれたのを期に、犯罪に加担せざるを得なくなり、徐々に精神が壊れていく。1作目「青いパパイアの香り」で、静かでみずみずしいベトナムの美しさを描いたトラン・アン・ユン監督が、一転してどろどろしたテーマを描いている。
毒がない花は退屈とも言えるし、ひっかかりがなくスムーズな造形は面白くないので、これは私的には、あり。
- 詳細 http://movie.walkerplus.com/mv29692/
- 1990年/フランス、香港、ベトナム/128分
- 監督:Tran Anh Hung トラン・アン・ユン
- 音楽:Ton That Tiet トン=ツァ・ティエ
- キャスト:Le Van Loc レ・ヴァン・ロック、Tony Leung 梁朝偉 トニー・レオン、Tran Nu Yen Khe トラン・ヌー・イェン・ケー、Nguyen Nhu Quynh グエン・ヌ・キン
- 第52回(95年度)ヴェネチア国際映画祭グランプリ
2007年5月6日日曜日
珈琲時光
侯 孝賢(ホウ・シャオシエン)繋がりで見たのだが、ほんとに台湾の映画監督なのか??。まいった。小津安二郎生誕100年を記念して作られた日本映画なのに、最近の日本映画よりもはるかに日本映画していた。よい意味で。
特に、日常の美しいしぐさをきれいに撮っていたのが印象的。ベトナムの「青いパパイヤの香り」の料理や食事のシーンの美しさを思い出した。
私のお気に入りリスト入り。
小津映画、侯孝賢映画、東京をテーマにしたいろいろな映画を観よう。
- 詳細 http://movie.walkerplus.com/mv34320/
- 2003年/台湾・日本/104分
- 監督:侯孝賢(ホウ・シャオシェン)
- 出演:一青窈、浅野忠信、小林稔侍、余貴美子
- 主題歌:「一思案」(作詞:一青窈 作曲:井上陽水)
2007年5月3日木曜日
バベル | BABEL
ここまで涙が流れ、人が泣き、叫ぶ映画を初めて見たかもしれない。他人が涙を流すまでのプロセス、善人の涙の訳ををたくさん。それも伝えたいのに伝わらないもどかしさの結果表現としての涙。なんだか最近、喜怒哀楽が減って、めったなことでは涙を流していなかった自分が、涙を流せそうな気になった。これが最大の発見。
そういう意味で、自分にとって記憶に残る映画になったし、とても見る意味があった映画になった。
ブログのレビューは賛否両論のようだったが、私にはよかった。
また、シナリオ、監督の演出について。世界3カ所で展開する物語をだんだんピースがはまるように観客に理解させるというのは、チャレンジングなことだったと思う。それだけでもすでに評価に値すると思ったのだが、実際、私はぐいぐい引き込まれ、そこそこ理解力は要求されたが、ちょうどよい歯ごたえで理解できた。監督と脚本の力だと思った。
アカデミー賞監督賞もなるほど納得。
- 2006年/アメリカ/143分
- 監督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
- 出演:ブラッド・ピット、ケイト・ブランシェット、ガエル・ガルシア・ベルナル、役所広司、菊地凛子
- 公式サイト:http://babel.gyao.jp/
2007年4月29日日曜日
ココシリ | Kekexili:Mountain patrol
中国チベットのココシリ地区で実際に90年代にあった、チベットカモシカ密漁団と森林警備隊との戦いの事実をもとに描いた映画。
ひとことで言うとショック。人はこうもあっさりと死んでしまうのか。少なくとも映画の中ではなかなか死なないものだと思っていたのに。この映画では、勧善懲悪ものでいうところの善の側の人でさえも、あっさりと死んでしまう。
しかしほんの10年前のチベットの人々には、それはショックなことではなく、現実はそういうものなのだったのだ。今の自分のぬるい意識に、とにかくクッサリ刺された。
同じ日にニュースで、内モンゴル自治区の元遊牧民族の人たちの貧しい生活の様子を知った。
命の使い道について、あらためて考えないと。
- 2004年/中国/95分
- 監督:ルー・チュ—アン
- キャスト:ドゥオ・ブジエ、キィ・リャン
- 公式サイト:http://www.sonypictures.jp/movies/mountainpatrol/site/top.html
2007年4月28日土曜日
宋家の三姉妹 | THE SOONG SISTERS
長女は大財閥の御曹司、次女は孫文、三女は蒋介石と結婚という、ちょっと普通じゃない事実を元にしている。
あまり期待しないで見たのだが、知識的なおもしろさと、ドラマ的なおもしろさのバランスがとても良かった。2時間半ほどの長さで、テンポも演出も抑えめだったけれど、ちょうどよい感じ。映画というよりお正月の特番のドラマ的に面白かった。
政治的にも、思ったほど寄ってなく、ちょっと左かなと思うけど、まーバランスとれてた。
NHKの「その時歴史は動いた」とかスカパー!「ヒストリーチャンネル」好きなので、それと同じような感覚で楽しめた。
こういうのみると、もうちょっと歴史事実を調べたくなる。
- 1997年/香港/145分
- 監督:メイベル・チャン
- 出演:姜文、ミシェール・ヨウ、マギー・チャン、ヴィヴィアン・ウー
2007年4月22日日曜日
ニライカナイからの手紙
沖縄、八重山諸島の竹富島と東京が舞台。
東京に暮らしていると当たり前の常識も、向こう側から見ると常識なんかじゃないんだな。そんな当たり前のことを、自然に、ゆっくりと教えてくれた。特に、いろいろと対比できるのでわかりやすかった。人間関係の希薄さと濃さ、夢のあるなし、色の豊かさと灰色、敏感と鈍感、、、。あとコミュニティのありかた。
蒼井優の演技も良かったけれど、知識的なおもしろさもあり。
- 詳細 http://movie.walkerplus.com/mv34792/
- 2005年/日本/113分
- 監督:熊澤尚人
- キャスト::蒼井優 アオイユウ(安里風季)、平良進 タイラススム (安里尚栄)、南果歩 ミナミカホ(安里昌美)
2007年4月21日土曜日
Hole | 洞
未知のウィルスが蔓延する台北。きれいではない水、雨でいつも映画がじめじめ濡れている。だからなのか、気持ちが晴れることなく延々と続く。不安が大きなサプライズで霧散して気持ち良くなるのならそれも良いが、もやもやじめじめした気持ちが強く残る。しつこいくらいにじめじめな世界に嫌気がさした頃に、天井から差し伸べられた手。乾きに乾いた喉においしい水(逆か)みたいで、狙い通りにやられたということかも。
本当は主題は、「上の階の男と下の階の女とその間に出来た穴」。この映画の背景には、平和ボケの日本人には想像できない、台湾の現実にある不安があるのはのだろうかと思うが、今の私の理解力、知識だと全然辿りつけない、深く見ることができない。
- 1998年/台湾/
- 監督:蔡明亮 ツァイ・ミンリャン Tsai Ming-Liang
- キャスト:Yang Kuei Mei 楊貴媚 ヤン・クイメイ (美美)、Lee Kang sheng 李康生 リー・カンション (小康)
2007年4月8日日曜日
ポリス インサイド・アウト | THE POLICE INSIDE OUT
20年以上前のポリスがドサ回りからのし上がっていく様を、3人のひとりであるスチュワート・コープランドが裏側から撮っていた8ミリフィルムを編集したドキュメンタリー。
解散してもう20年以上。その間、再結成しないかなとか思ったときもあったけれど、たった5年で頂点までいってスパッと解散、そういう終わりかたが、らしくてよかったバンドだなと思った。というか、あれ以上の上はなかったし、別のやりかたもなかっただろう。他にいる長寿バンドのようにはなれない人たちだった。このドキュメンタリーを見て思った。
ポリスファンの私としては、ひとつ納得できた感じ。
- 監督・脚本・プロデューサー:スチュアート・コープランド
- 出演:スティング、アンディ・サマーズ、スチュアート・コープランドほか
- 公式サイト:http://thepolice.jp/indexp.html
- 映画館:TOHOシネマズ六本木ヒルズ
2007年4月7日土曜日
アルゼンチンババア
さすが、役所広司、鈴木京香。演技力見せてくれます。でもあとはダメ。全然引き込まれなかった。ちなみに原作は短編なのだそうだ。あー、なんだか納得。
- 2007年/日本/112分
- 監督:長尾直樹
- 原作:よしもとばなな
- 出演:役所広司 鈴木京香
- 公式サイト:http://www.arubaba.com/
- 映画館:渋谷 Q-AXシネマ
登録:
投稿 (Atom)













